日照時間が短くなると気持ちがふせぎ込みやすくなりますよね。

このシャークさんのようにイライラや不安を感じたり、憂鬱な気持ちになる方が2月は一番多いと言われています。
こうした不調は、そのうち治るかー!なんて思っていて放置していると、いわゆるうつ病などの心の病に進行してしまうことがあります。
その時、間違ったケア方法等はしていませんか?
今一度、自分と向き合って心の不安やイライラを取り除いて健康になりましょう!
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目次
大元の原因にきちんと向き合うことが大事
不安、憂鬱、イライラなど表れ方がそれぞれ違くても、それらは不安定な精神状態が形を変えて出てきているだけなんです。
こうした精神に不調がでているときには、必ずどこかに大元の原因があります。
例えば、通勤中に電車で足を踏まれて、イライラしたとしたら、何故それだけでイライラしたのか考えてみましょう。
すると、昨日新調したばかりだったから、だとか、任せられている仕事が終わりそうになかったから。といった状況に思い当たるかもしれません。
確かに、新調したばかりの靴を踏まれるとイライラする気持ちはわかりますが、いつもならそのようなことでイライラしない、となると新調の他に理由は必ずあるんです。
仕事が終わりそうになくて余裕がなくなってイライラしているのならば、余分のことはできるだけ省くなどの術を身につけることも必要です。
精神の不安定は、あなたの心からのSOSです。
そのうち治る、寝たら治るなど、と解決したまま放置していたり、その状況を打破しようとしてもっと頑張ろうとすると、されに悪化してしまいます。
まず、今のあなたが抱えている負担を減らすために対策を考えていきましょう!
過去の体験が関わっているかも
情緒不安定の原因が、その人の育った環境など過去の体験にある場合も少なからずあります。
認められたいという気持ちが強い場合の方は、親に認めてもらえなかったという体験などが大元の原因となっていることも多いです。
そこに起因する劣等感や、形式的な価値観にとらわれて、苦しんでいる方もいますよね。
辛くても、自分が何に苦しんでいるのかを知ることが大切です。
カウンセリングを受けるのも一つの方法です。
その場合、自分に合ったカウンセラーを探さないともっと心境がひどくなるときもありますので、注意が必要です。
栄養状態も精神に影響を与える
実は、栄養素の欠乏によって引き起こされることもあります。
神経伝達物質のセロトニンの不足は、うつ病の原因となることが分かっていますが、このセロトニンは、トリプトファンというアミノ酸が材料です。
トリプトファンの元になるのは、肉や魚、乳製品、大豆製品などのたんぱく質です。
何もなしに、精神が不安定になる人は、トリプトファンが足りてない人が多いです。
また、トリプトファンは鉄、マグネシウム、亜鉛などの栄養素が体内に十分にないと、つくることができません。
他にも、生理前の女性が発症するうつ病は、少なく見積もっても、2割は鉄分不足が原因だと考えられます。
コレステロール値が低すぎると精神的に不安定になることもわかっています。
脳と身体のエネルギー生産や神経刺激伝達に関与しているビタミンB群、鉄の吸収にも関与しているビタミンCなどのなどの不足から、うつ症状を呈する人もいます。
なので、食生活は非常に重要です。
栄養の良い食事を摂ることは、身体の健康のためだけでなく、心を健康に保つためにも大切なのです。
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情緒不安定は疾患?診断や薬はある?
ストレスなどに精神的要因は情緒不安定になる大きな原因となったり、さまざまな疾患の一つの症状として情緒不安定になったりすることはありますが、情緒不安定という状態自体は誰しもが経験することです。
情緒不安定であるというだけで、疾患だと判断することは困難です。
数週間、数か月にわたって同じ状態が続く場合、社会生活や人間関係に大きな支障をきたしている場合には、我慢せずに内科、婦人科、精神科、心療内科などに相談しましょう。
医療機関を受診して何らかの疾患だと判断された場合には、情緒不安定な状態を引き起こす原因に応じた治療が行われます。
たとえばホルモンが原因の場合はホルモン剤の投与、精神疾患が原因の場合は、抗うつ剤の処方など、根本的な原因によって治療内容はさまざまです。
症状として情緒不安定あらわれる具体的な疾患とその診断や治療などを紹介します。
うつ病
- 一日中気分が落ち込む
- 興味関心や喜びを感じられない
- 眠れない
- 食欲がない
- 眠っても疲れがとれない
という状態が2週間以上続く場合、うつ病の可能性が考えられます。
一般的な抗うつ薬による治療が行われますが、本人がもともとストレスを感じやすかったり、性格的な要素が関連している場合にはカウンセリングや認知行動療法などの治療が行われることもあります。
双極性障害
気分の落ち込み(うつ状態)とそれと正反対の気分の高揚(躁状態)が繰り返しあらわれる疾患です。
双極性障害は躁状態の程度で2つに分類され、激しい躁状態が起こるものは双極I型障害と分類されます。
一方で比較的躁状態が穏やかな軽躁は双極II型障害と分類されます。
医療には大きく薬物療法と心理療法があります。
不安障害
不安障害は不安を主な症状とする疾患のグループの総称です。
不安にはっきりとした理由がない、または理由があってもそれと不釣り合いなほど強く、日常生活に支障をきたすほどの場合は不安障害の可能性が考えられます。
不安障害の治療は薬物療法と精神療法、カウンセリングなどによって行われます。
自律神経失調症
医学的に正式な疾患名ではないですが、身体的、精神的な不調がストレスなどによる自律神経のバランスが乱れることによってさまざまな症状が出ると言われています。
【身体的な症状】
- 頭痛
- 動悸
- 便秘
- 下痢
【精神的な症状】
- 情緒不安定
- イライラ
- 不安
治療としては、症状に応じた薬の服用による対症療法、生活のリズムを整えるなどの行動療法、ストレスをコントロールをする方法を学ぶカウンセリングなどが行われます。
情緒不安定な状態の対処法や治し方はあるの?
情緒不安定で感情が激しく揺れ動いているときは、お腹に手を当てて深呼吸をして、膨らんでへこむお腹のうごきに意識を集中することで気持ちを落ち着けることができる場合があります。
また、今、自分は情緒不安定になっている!と客観的に状況を捉えることも有効です。
この一歩引いた客観的な視点が冷静になる助けにもなります。
身近な人が情緒不安定なときの対処法とは
誰しも感情が不安定なときは他人の言葉をそのままの意味で受け取れず、ネガティブに解釈してしまいがちです。
こういう時は・・・
- 気にしない方が良いよ
- 心配しない方が良いよ
というアドバイスはかえって相手が感じている不安を大きくしたり、不安を感じている自分をされたように感じさせてしまうことがあります。
身近な人が情緒不安定なときは、具体的なアドバイスよりも相手の不安定な感情を受け止めて、共感を示す態度で接することが大切だといわれています。
それと同時に自分で何とかしようとするのではなくて、私は支え役、治療するのは専門家の仕事と明確に役割の線引きをしましょう。
役割の線引きをすることで、共倒れを避けることにもつながります。
今はサプリメントなどもあるので、うつうつとした気分の時に摂取するのもオススメです!
まとめ
情緒不安定は誰しもが経験するような正常な心の揺れ動きです。
そのため、情緒不安定だからといって必ずしも、すぐに精神疾患に結びつくというわけではないといえます。
しかし、その落差があまりにも大きい場合や長期にわたる場合、身体的な不調を伴う場合は何らかの疾患の可能性も捨てきれません。
また情緒や安定しないときはマイナスの思考になり、どうしても視野が狭まってしまうこともあります!
ゆっくり焦らず、頼れる人には頼って生きていきましょう!